リチュ日々の出来事
桜の季節と7年前
震災の数日後、
知り合いにトイレットペーパーを1セット譲ってもらい、それをぶら下げて帰宅していた日のこと。
「そのトイレットペーパー、どこで買いましたか?」
と中年男性から声をかけられ、
私「知り合いから分けてもらったものですので・・・」
「そうですか。…」と言って 通り過ぎていきました。
あの時いくつか分けてあげれば良かったかなぁと、後悔が残る自分がまだ、そこに居ます。
水やトイレットペーパーの不足を心配する中、
いつものコンビニには、クリームパン、ジャムパンの二種類だけ。
不安だらけな状態なのに、町は節電で真っ暗で。
本当にこの先、この国はどうなるのかなと思いながらも
唯一家族が無事でいることが救いで、今ある幸せを感じました。
7年経った今は...
一日があっという間に過ぎていきます。
そして過去や未来のことにこだわったり、
自分じゃない誰かにこだわったり、
今ある大切なものを疎かにしているかもしれません。
だんだん不自由でない、「通常」に戻ると、いつのまにか、細かな幸せがみえなくなりました。
物で満たされると、心がかけていくんだなと、思いました。
時が流れていくのは、本当に早いものですね。
今、この瞬間も当たり前に起こる事は、必然におきる奇跡なのだから、その一欠片も見失わないように、愛おしい毎日を笑顔で過ごしていきたい
と思いました。
今日は東京は桜満開。一気に咲いて咲いて咲き誇るように、見えます。
今年もまた1年経ったこと、皆が無事であることに感謝します。
明日も心からの笑顔が溢れますように。
Eri
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