アーユルヴェーダについて②
◆アーユルヴェーダはどのようにして誕生したのか
4千年以上も前から現代へ、世界中に広がり続けているというアーユルヴェーダは、いったいどの様にして誕生したのか気になりませんか?
ある聖者が神からの教えによって得た知恵であるという説があります。
しかし、それは神からの一方的ではなく、ヨーガによって心が研ぎ澄まされた聖者が自ら感じた、自然発生的な智慧であるとも…言われています。
「心の波を沈め、自分自身を見つめると、それまで気がつかなかった、心臓の鼓動や血液が体内を流れる様子、空気が肺に吸い込まれる様子、筋肉のこわばり、感情の微妙な変化などを感じられるように。」
当時の熟練したヨーガ行者は、深い瞑想を通じて心と身体を観察し、病気になるメカニズムや解消方法を感じ取ったようです。
そしてそれが、「アーユルヴェーダ」という医療体系にまとめられていったという説があります。
★ ヨーガとアーユルヴェーダの相乗効果
では、インド生まれのヨガとアーユルヴェーダは、私達へはどのように活かすことができるのでしょうか?
ヨーガでは呼吸や深い瞑想により、医学では難しい心の領域を間接的にコントロールができます。
一方でアーユルヴェーダは体質に基づいた食事法、浄化法、行動、思考、睡眠等の知恵を提案します。そして、本来持っているエネルギーのバランスを整える方法です。
ヨガは「心」精神の教え、アーユルヴェーダはより物質的(肉体的)な健康法の教えのようですね。
このように ヨガの心の鎮静と程よい運動と、アーユルヴェーダの医学的な相互の影響により
「より良く生きること」の効果を高めることができるという訳です。
次回は、アーユルヴェーダのドーシャ(エネルギー)バランスについてご案内します。
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